食人・奇形・猟奇事件研究所 食人文化ファイル0052
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| 大岡昇平氏の文学・野火。 フィリピン敗兵の人肉食を題材にした小説である・・・ 1959年には映画化になった作品である。 久々に小説を読んだ、映画はまだ見たことが無いが、小説と結末は違うと言うことだけ知っている。 この文章を読んでいる方々の多くは、この小説を知らないであろう・・・ 小説といっても、大岡昇平氏は昭和19年35歳でフィリピン戦線でマラリヤになり捕虜になる経歴を持った男である。 この小説も、全てが空想と言うものではないであろう。 自分自身が感じた思いなども入っているのではないだろうか・・・ すで、全て遅く日本の敗戦は決まっていた・・・ フィリピン戦線では食料も無い状態、田村一等兵は結核を理由に3本の芋を持たされ軍を追い出される。 そこで色々とさ迷い、自分の血を吸った蛭を食ったり、人肉と知りつつ、猿肉の燻製と言われ食ったり・・・ しかし、仲間が仲間を殺し肉を食う瞬間、田村一等兵は、それはだめだと、殺した仲間を撃ち殺してしまう。 その後、敵に捕虜にされ病院に入院・・・ 自分は殺した後に食っていない・・・しかし、記憶が・・・ といった内容である。 この小説を読むと、多くの日本兵が仲間の死肉を食ったり、殺して食ったりしている。 田村一等兵は人肉嗜食に走れなかったという内容であったが、この小説では最後の記憶が曖昧なため、もしかしたら食ったのではないかと言う内容にも感じられる作品である。 空腹で何も喰うものが無い状態での文学・・・ 一度読んで考えてみていただきたい。 野火−小説 野火−ビデオ |